2012年1月12日木曜日

月刊WILL編集長・花田紀凱の"悪魔の経歴"

おそらく、大半の、いわゆる「保守」を信奉している人にとって、月刊WiLLという雑誌は、どのような位置づけでしょうか?

私は、恥ずかしながら、つい数ヶ月前まで、「保守」系(私の信奉する保守主義ではありません)だと思っていました。

しかし、このWiLLの記事の連載執筆者の中に、佐藤優(国家社会主義者・大川周明を信奉)、爆笑問題(極左)、小林よしのり(女系天皇論者⇒皇統破壊論者)の各氏が名を連ねていることに、気味の悪さを感じてはいました。実はこの雑誌は奇形の極左雑誌ではないかと・・・。

その嫌な感じが、疑念から、確信へ変わったのは、次の本読み、実際に自分で新聞記事を確認したときです。

『小林よしのり「新天皇論」の禍毒』(中川八洋著、オークラ出版)



(以下、引用 316頁)
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現皇太子・徳仁親王をあらん限りに誹謗して傷をつけて、心理的に即位放棄(=不就位)に追い込むキャンペーンであることを自覚しつつ、西尾(幹二)は嬉々としてこの天皇制廃止運動に参画した。西尾に、この悪書を書かせたのが、天皇制廃止に執念を燃やすコリアン花田紀凱(『WiLL』編集長)である。(注・・・西尾幹二氏は2008年9月にWiLLと同じWAC出版より「皇太子さまへのご忠告」なる不敬書を出版)

天皇制廃止にかける花田紀凱の意気は軒昂で激しく、『週刊文春』編集長時代に、美智子・皇后陛下を失語症に追い込んだ、嘘キャンペーンを展開した"悪魔の経歴"をもつ。花田の私生活での交際はコリアンばかりである。「美智子皇后のご希望で昭和天皇が愛した皇居自然林が丸坊主」(1993年9月23日号)、「天皇・皇后両陛下は自衛官の制服がお嫌い」(1993年9月30日)などのデッチあげ記事を思い出さない西尾幹二など、コリアン側の工作からすれば赤子の手をひねるほど容易であった。

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(引用終わり)


花田氏の私生活のコリアンとの関わりはブログ主の知り得るところではありませんが、撃論!Vol.3(オークラ出版、75頁)にも同様の記述があります。


(以下、引用)
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日本の民族系は、米国の保守主義者と異なって、必ずしも反左翼イデオロギーを有さない。『WiLL』は、「保守」とはいえない、日本の民族系のこの欠陥体質に着目し、日本国を(コミュニズムではない、国家解体/日本亡国を指向する)アナーキズムに、民族系好みのわずかの記事を甘い糖衣錠として掲載して、巧みに誘導している。「保守」とはなにか。それは、日本国の永続のために、国防と経済を、歴史や伝統とともに絶対重視するイデオロギーである。日本経済の発展と成長に、安定的で潤沢な電力の供給は、欠かせない。電力供給の安価で安定的な手段は唯一に原発しかなく、日本経済の発展を願うのあれば、原発を推進するほかない。
本誌『撃論』が、放射線医学の"斯界の権威"高田純教授と、日本核武装に関して日本唯一の専門家″中川八洋教授に寄稿をお願いしたのは、コリアン花田紀凱氏が編集長の、『WiLL』という危険な雑誌に対して、日本の真正の保守層が、距離を保って速ぎかる「日本国民としての賢明さ」に覚醒して欲しいからである。(編集部)

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(引用終わり)



WiLL編集長・花田紀凱氏が週刊文春編集長時代に、どのような記事を掲載していたのか、皇后陛下のご病気の件と共に、昔の新聞記事を確認してみました。


(以下、新聞記事より)
※敬語が不適切ですが当時の新聞記事をそのまま引用

毎日新聞 1993年10月20日 夕刊 第1面



皇后さま 体調崩す

一時倒れ、祝賀会ご欠席

皇后さまは20日午前10時25分ごろ、東京都港区元赤坂の赤坂御所内で天皇陛下、紀宮さまと歓談中に突然倒れた。宮内庁によると、一時は側近の問いかけに言葉で答えることも困難な状態で、この日予定していた誕生日の祝賀行事などへの出席を取りやめ、同御所内で安静にしているという。

同庁によると、皇后さまはこの日59歳の誕生日を迎え、朝食を済ませた後、陛下、紀宮さまと御所内の庭を散歩。午前11時から皇居・宮殿で、皇太子さまや皇族方、細川護煕首相や衆参両院議長らが出席して行われる予定の祝賀行事の支度を済ませたばかりだった。



毎日新聞 1993年10月20日 夕刊 第27面


皇后さまは20日、59歳の誕生日を迎えた。御誕生日を前に皇后さまは、宮内記者会の質問に文書で回答、最近の一部皇室批判報道について公式の形で初めて遺憾の気持ちを明らかにした。
適憾の気持ちを表明したのは宮内記者会が文書で提出した計5問の一つで、「最近目立っている皇室批判記事についてどう思われますか」という内容。皇后さまが直接文書で答えた。
皇后さまは「どのような批判も、自分を省みるよすがとして耳を傾けねばと思っています。私の言葉が人を傷つけておりましたら、許していただきたいと思います」と回答。
続けて皇后さまは「事実でない報道には、大きな悲しみと戸惑いを覚えます。批判の許されない社会であってはなりませんが、事実に基づかない批判が、繰り返し許される社会であってはほしくありません。幾つかの事例についてだけでも、関係者の説明がなされ、人々の納得が得られれば幸せに思います」と述べた。
説明にあたった八木貞二侍従は「(天皇、皇后両陛下が)午前1時、2時になっても『インスタントラーメンを作ってください』と(当直勤務の職員に)おっしゃるはずがない」と今年7月に発行された「月刊宝島30」8月号の「皇室の危機」を例に挙げた。
さらに「『皇居自然林が丸坊主』との表現はおかしいし、事実と違う」と9月23日号の週刊文春も例に挙げた。


宮内庁は先月末、抗議

月刊「宝島30」8月号(宝島社発行)が宮内庁勤務という大内糺(仮名)の筆者名で「皇室の危機」と題した記事を掲載した。菊の内側からの証言として「皇室の権威は失墜し、低下している」とのセンセーショナルな内容。週刊誌メディアを中心に皇室批判記事も目立ち始めた。
「宝島30」の記事は、現在の天皇、皇后両陛下の公務や私生活でのあり方を「快楽主義的」として「このままでは皇室の権威が失墜し、スキャンダルにまみれる」と批判、「午前1時、2時になっても『インスタントラーメンを作ってください』『リンゴをむいて』という下命があったりするというから、当直勤務の職員たちも気を許すことが出来ない」と記している。
また「週刊文春」は「美智子皇后のご希望で、昭和天皇が愛した皇居自然林が丸坊主」(9月23日)や「宮内庁VS防衛庁に発展か 天皇、皇后両陛下は『自衛官の制服』がお嫌い」(9月30日号)などを掲載した。
宮内庁は「文春」のこの二つの記事について先月末抗議した。

週刊文春・花田紀凱編集長の話
小誌の記事が美智子皇后バッシングといわれるのは本意ではありません。強いていうならば、宮内庁批判のつもりです。

「宝島30」を出版している宝島社の石井慎二・出版一局長の話
小社としては、筆者・大内糺氏が正しいことを書いたと信じています。



読売新聞 1993年10月20日 夕刊 第23面

読売新聞 1993年10月22日 朝刊 第30面


読売新聞 1993年10月27日 朝刊 第31面

宮内庁が公式反論  ”誤り”具体的に指摘

宮内庁は26日、最近目立っている週刊誌を中心とした皇室批判記事について、誤りなどを具体的に指摘して反論した。同庁の宮尾盤次長が会見で明らかにしたもので、同庁による公式反論は初めて。
誤りがあるとしているのは、月刊「宝島30」(宝島社)8月号の「皇室の危機」と「週刊文春」(文藝春秋)の「美智子皇后のご希望で昭和天皇が愛した自然国有林が丸坊主」(9月23日号)、「天皇・皇后両陛下は『自衛官の制服』がお嫌い」(9月30日号)の記事。
「宝島30」の記事は、宮内庁勤務の大内糺(仮名)という筆者名で書かれたもので「皇室の権威は失墜し低下している」などと批判している。同庁によると「ご皇室、ご皇族」「貞明皇太后」など宮内庁職員が使わない言葉や誤った語句が記事にあり、「職員が書いた記事ではない」。
さらに、「赤坂御所に友達などを呼ばれ、深夜までお話をはずまされる」など数記事について、「昨年一年をみても、深夜になることはなく、午後九時か十時には帰っている」などとしている。
また、「文春」については、「(吹上新御所の)設計者が皇后のご意向で決まったと噂され」や「天皇陛下が政府専用機には乗りたくないと言われた」などとする関係者の声をとり上げた記事について、「そういった事実は全くない」という。
同庁では、先月末から「文春」の担当者と今後の措置について話し合っており、「宝島社」に対しても、交渉などを検討中。宮尾次長は「誤報が誤報を呼ぶ状況をくい止めたい」と話している。

宝島社・石井慎二編集一局長の話
「大内氏は現職の宮内庁職員に間違いない。細部の微妙な言葉遣いなどだけで執筆者が実在しないと決めつける宮内庁の発表には驚きを禁じ得ない」

週刊文春・花田紀凱編集長の話
「宮内庁とは現在、話し合い中ですので、特に申し上げることはありません」



週刊文春の当時の広告








なお、花田紀凱は朝日新聞社での雑誌の編集長を務めた過去もあり、「マルコポーロ事件」の当事者であった人です。

wikiより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B1%E7%94%B0%E7%B4%80%E5%87%B1
・花田は『週刊文春』時代に何度も批判記事を載せた朝日新聞社の契約編集者となり、その転身ぶりが話題となる。朝日新聞内外からは、花田の移籍に強い反対があったが、朝日の経営陣はこれを無視して花田を受け入れた。そして1996年秋に創刊された女性誌『uno!』の編集長に就任。
・1994年『マルコポーロ』編集長に異動。1995年2月号において、ホロコースト否定説を掲載。サイモン・ウィーゼンタール・センターから抗議を受け、同誌は廃刊(マルコポーロ事件)、花田自身も編集長を解任され、1996年に文藝春秋を退社した。
『噂の眞相』(極左雑誌)の元編集長岡留安則(元学生運動の闘士、筋金入りの極左)と親交があり、花田が『TVウワサの眞相』に出演したり、岡留が『WiLL』に連載を持つこともあった。



私見

・月刊WiLLは奇形の極左雑誌であり、自称「保守」論者が寄稿することは、極左や反日外国勢力を裏でアシストしていると言われても仕方ない。
特に水島総氏ら当時の事件を知りながら連載を続けている言論人は、レーニンの言う「役に立つ白痴」になっている。

(参考 ゲッペルスのプロパガンダの鉄則)
・思想宣伝には秘訣がある。何より宣伝の対象人物に、それが宣伝だと気づかせてはならない。同様に、宣伝の意図も巧妙に隠しておく必要がある。相手の知らぬ間に、たっぷり思想をしみこませるのだ
・娯楽の中に宣伝を刷り込ませ、相手に宣伝と気づかれないように宣伝を行う。宣伝したい内容を直接キャッチフレーズ化して強調・連呼せず、心の中で思って いるであろう不満・疑問・欲望を遠まわしに刺激し暴発させる。
・もっとも速度の遅い船に船団全体の速度を合わせる護送船団の如く、知識レベルの低い階層に合わせた宣伝を心がける。



・戦前なら、死刑になっている輩が保守を偽装しているのではないか?
不敬罪で死刑に値するような輩が保守とは、ブラックジョークです。


(刑法・旧第75条) 
皇族ニ對シ危害ヲ加ヘタル者ハ死刑ニ處シ危害ヲ加ヘントシタル者ハ無期懲役ニ處ス




・本当に「保守」なら、岡留安則(筋金入りの極左)と関わったりしない




・過去の皇室バッシングの責任について読者に説明すべき


今回の女性宮家創設問題では、女系天皇論者(皇統断絶論者)に多数執筆させ、その正体を露わにしつつあるように思えます。


ご参考  青山繁晴氏 ニュースの見方 2012年1月11日
   ↓
「女性宮家創設の真意は女系天皇を誕生させることだ」
「本音は皇統断絶」
http://rkbr.jp/stamina/index.html
(音声ダウンロード)
http://rkbr.jp/stamina/aud/st-wed-1.wvx



以下、保守イチローさんのブログより、引用

月刊Willは、天皇制度廃止の方針を鮮明にした
(ブログ主も同じ印象を持ちました)


月刊Will2012年2月号

http://web-wac.co.jp/magazine/will/201202_w


所功「皇室の危機と女性宮家の創設」

→ダラダラした文章で、要するに女性宮家創設を急げと言っているだけ。


高森明勅「民の父母としての天皇」

→タイトルからして意味不明。
女系天皇誕生を含意していると推定される。


堤堯×久保紘之「秋篠宮は第二の高松宮」

呼び捨て・・・タイトルからして不敬極まる。



小林よしのり ゴーマニズム宣言「一日も早く「女性宮家」創設を!」

→羽毛田信吾宮内庁長官や渡辺允元侍従長が忠臣であるから、彼らの言うことは天皇陛下の御意志を同じであるそうな。

また、竹田恒泰氏は、「明治天皇の玄孫で女系皇族」であるそうな。どうやら、伏見宮系の男系男子であることを無視したいらしい。

月刊Willの編集方針が、天皇制度廃止を企図していることは明白となった。もちろん、以前からそうであったが、より露骨になったということである。

3 件のコメント:

  1. マルコポーロ事件って、そんなに悪い印象はないですね。
    一人がただの仮説を述べただけのような。

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  2. 花田紀凱は本当にコリアンなのですか。
    ウィキペディアには、東京都出身とありますが。

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  3. スペイサイド2012年10月18日 21:14

    すいません、テストです。

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