2012年3月30日金曜日

エセ保守監視小屋 REVIVAL 4 西部邁&小林よしのり 拉致被害者に対する誹謗中傷

「真正保守」を自称し、今や民族系御用メディア・チャンネル桜においてもすっかりとお馴染みとなった西部邁ですが、実は極左の別働隊ではないでしょうか?(悪魔の女系論を開陳する小林よしのりも保守を自称していますね)

「保守」であるならば、日本の永続と繁栄を願い、ご先祖様への敬意や将来世代へ輝く日本を相続させる責任を国民に訴えるべきでしょう。

しかし、私が知っている西部邁の態度は全く違うようで、反共イデオロギーを持たない民族派の欠陥を最大限に利用する極左工作員との印象を持っています。

以下に怪しげな発言を出しておきますが、これを見て、「こいつらの祖国は朝鮮半島の北側だ」と思うのは私だけでしょうか?


『本日の雑談5』
(西部邁、小林よしのり共著、飛鳥新社、52~53頁)


(引用はじめ)
-----
(北朝鮮により拉致された曽我ひとみさんと、夫のジェンキンスさんの再会時のことについて)



小林:それはそうだよ、脱走兵なんか認めていたら、国家は成り立たないんだから。

西部:アメリカは最後、司法取引か何かでお目こぼしするんでしょうけど、それはともかく、いちおう表面上は脱走兵ですから、それなりに裁きの場に出しますと言ってるわけでしょ?
本当は日本だって、まともな国家であれば、自国の脱走兵じゃなくて他国の脱走兵についても、釈放せよなんてことは言ってはいけないわけです。もっと言えば、日本はまともな軍隊を捨てちゃったものだから、脱走兵というものが何であるのか、何を意味するのかということすら、わからなくなっているんでしょうね。
それどころか、軍隊という悪いところというか、しんどいところから脱走するのはあたりまえという感情を、漠たるものでしょうが、日本国民全体が持っているんじゃないんですかね。
それは単に左翼だけが持っているんじゃなくて、ひょっとしたら、いわゆる反左翼を自称しているメディァの連中だって、半ば無自覚にそう思っていて、それでジェンキンスについて、まがりなりにも好意的な報道をしているんじゃないんですかね。「家族のみんなが会えてよかった」なんて言ってね。
本来、産経でも文春でも新潮社でも、そんなに反左翼でがんばりたいのなら、
「曽我ひとみさんに忠告する。脱走兵とは縁を切れ!」
くらいのことは言ってもらいたい。


小林:それは確かにそのとおりなんですよ。
わしは、最近までジエンキンスは脱走兵だと思い込んでいたもんだから、「脱走兵じゃないか」と必死に言ってて、それで「脱走兵がキスしたら許されるのか」と(笑)。「あんなキスで許されると思っているのか、ふざけるな!」とムカムカしながら物を言ってたんだけどもさあ。

西部:まあ、曽我ひとみさんは、彼女の側から言えばめでたく家族と会えたから、
僕のほうも一言言わせてもらいますけどやっぱり僕は、ひとみさんという人は、いくぶん不埒(ふらち)な女性だと思うんですよ。


小林:西部さん。今度は曽我さんから呼び出しくらうよ(笑)


西部:その意味というのは、もしかしたらメディアが報道しないだけなのかもしれませんが、僕が曽我ひとみさんだったら、テレビ関係者や新聞記者が集まってきた時に、ともかく私たちは無事会えたのだから、ほっといてください、と。それよりは、他にも10名の安否不明者がいます。とりわけ、この問題を必死になってやってきたのは横田めぐみさんの両親なんです。それに、あと数百名の特定失踪者もいる。ですので、お願いですから、わたしたちについてメロドラマをつくるヒマがあったら、マスコミのみなさん、ぜひとも他の10名の安否不明者、数百名の特定失踪者の返還のために世論を盛り上げてください、と言うだろう。



-----
(引用終わり)




(wikiより)北朝鮮による日本人拉致事件

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E6%8B%89%E8%87%B4%E5%95%8F%E9%A1%8C


7-1 母娘拉致事案(新潟県) 
・1978年8月12日拉致
・佐渡の准看護婦、曽我ひとみさん(1959年5月17日 - 当時19歳)
・新潟県真野町(現佐渡市)において母親と2人で買い物に出かけた帰り道、佐渡で拉致。 1980年8月に元アメリカ兵チャールズ・ジェンキンス氏と結婚、1983年6月に長女出産、1985年7月に次女出産。2002年10月に日本に帰国。 夫および2人の娘については、2004年5月の日朝首脳会談の結果を踏まえ、夫と子ども(2女)は北朝鮮政府の与えた虚偽情報に基づき日本行きを拒否していたが、2004年7月9日、インドネシアのジャカルタにて再会し、7月18日一家4人で日本に帰国。北朝鮮は、曽我ミヨシ(46歳)さんについては、「日本国内の請負業者が拉致し曽我ひとみ一人を受け取った」と主張しているが、日本政府は、曽我ミヨシさんを拉致認定している。


7-2 母娘拉致事案(新潟県)(母) 
・1978年8月12日拉致
・佐渡の准看護婦(曽我ひとみさん)の母、曽我ミヨシさん(1931年12月28日 - 当時46歳)
・佐渡で上記の准看護婦と買い物帰りに同時に失踪。北朝鮮側は、佐渡の准看護婦の母(失踪時46歳)は北朝鮮に入国していない旨を主張し関与を否定。消息は全く不明。



【私見】


何の罪もなく、北朝鮮工作員により拉致され、お母様の消息さえ分からない、一方的被害者の曽我ひとみさんが、なぜこのように悪しざまに罵られなければならなのでしょうか?
曽我ひとみさんの夫・ジェンキンス氏が米軍の軍法会議で逃亡に関する罪を認めたのは事実であるものの、曽我ひとみさんが愛する家族と再会できたこととは何の関係もありません(ジェンキンス氏自身、禁固刑に服して釈放されました)。


曽我ひとみさんが家族との再会で感極まっていた状況に、いろいろ因縁をつけるのは、西部邁と小林よしのりの両名の思想本籍が北朝鮮にあるからでしょう。というか、工作員そのものの疑いすらありますね。


ところで、西部邁はジェンキンス氏の悪口を言いながら、自分はブント(共産主義者同盟)時代の悪行の数々について、何か道義的な責任を取ったんですかね?西部のせいで人生を狂わされた人も多数いると思いますが、本人はどういうつもりなんでしょうね?




(余談)
西部邁先生の言論活動の紹介を第一の目的』とする東京『表現者』塾(旧東京『発言者』塾)のHPには"『表現者』塾と関わりのあった先生"として、下記の「先生」の名がありますが、何だか香ばしいですねぇ。
http://www.hatugenshajuku.net/

・東谷暁先生
・中野剛志先生
・藤井聡先生
・富岡幸一郎先生
・西田昌司先生






西部邁と酒を飲んだことを自慢する三橋貴明
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/day-20120108.html


TPPには反対しても日中韓FTAには沈黙する"TPP嘘つき四人組"

中野剛志亡国論
http://megu777.blogspot.jp/search/label/%E4%B8%AD%E9%87%8E%E5%89%9B%E5%BF%97


エセ保守監視小屋 REVIVALシリーズ
(天皇陛下、皇室に対する暴言の数々)
http://megu777.blogspot.jp/search/label/%E8%A5%BF%E9%83%A8%E9%82%81


菅直人 vs 西部邁 対談(昭和天皇への戦争責任追及)
両者とも昭和天皇への戦争責任追及とアジア諸国への謝罪をすべきという点で見事に意見が一致しています




西部邁、日中同盟を提唱する
朝日新聞(2004年2月5日 朝刊 13面)


『日中間で安全保障上の協定を築き、韓国や台湾などとも新しい秩序を模索すべきです』






(最後に)
この北朝鮮拉致事件について、まだ日本に帰還できない多数の被害者の皆様、そして一日千秋の思いで帰還を待ち焦がれているご家族の皆様に、一日も早く、無事帰還されることを心よりお祈り申し上げます。


また、この拉致事件を最も早く国会で取り上げ、拉致被害者の帰還に尽力されてきた西村眞悟氏(私とは多くの分野で意見の相違がありますが、この件に関しては全く頭が下がる思いです)、北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会の関係者の皆様方には、心より応援申し上げております。


北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
http://www.sukuukai.jp/



2 件のコメント:

  1. 丸眼鏡様

    コメントありがとうございます。

    >彼らは、「保守派」でない以前に「日本人」でない、「日本人」でない以前に「人間」でないと私は思います。

    ⇒仰るとおりですね。普通の人が聞いたら、大抵、鬼畜の発言だと思うでしょう。
    結局、極右(=極左)の思考回路というのは、人間を人間として考えない、野蛮な未開社会をユートピアとして考えますから、必然的に、フランス革命、北朝鮮、中国、旧ソ連などの大虐殺の蛮行を肯定し、被害者を罵倒する言動に走るのだと思います。

    全くの反面教師ですが
    ・「社会契約論」(ルソー)
    ・「人間不平等起源論」(ルソー)
    ・「共産党宣言」(マルクス)
    ・「帝国主義論」(レーニン)
    もお読みになられることをお勧めします。

    西部一派は現在、過去の暴言を封印して巧妙にチャンネル桜等に入り込んでいますが、彼らの主張が上記の全体主義者のバイブルの焼き直しであることは、読書をしておけば分かります。

    中川八洋氏の著作は、多くが絶版になってしまっていますが、大きな図書館等では概ね置いてあります。
    個人的には「保守主義の哲学」は哲学の入門書としては読みやすいと思いますし、最も馴染みやすいのは、「民主党大不況」だと思います。

    また、「地政学の論理」を読めば分かりますが、西部らの言う「自主防衛」とは、全くの机上の空論であり、実質的には「東アジア共同体」あるいは「中露による日本の分割統治」に繋がるものですから、要注意ですね。

    返信削除
  2. 今晩は。
    この"反米二人組"には、人間の血が流れていないように思えます。
    何の罪もないのに北朝鮮に連れ去らわれた曽我さんの気持を全く考えないばかりか、ひどい誹謗中傷を浴びせる。彼らは、「保守派」でない以前に「日本人」でない、「日本人」でない以前に「人間」でないと私は思います。
    私は、こういう人たちのことを「(左翼の亜種としての)右翼」と定義づけています。彼らの煽動的な手法は、正に左翼のものです。小林よしのりの影響を受けたネット右翼や「行動する保守」が、あちこちでデモをしています。デモは、左翼の常套手段です。西部邁は、根っからの左翼です。「右翼」と「保守」は違うということを彼らに認識してもらいたいものです。
    昨日、私は、大阪難波のジュンク堂に地政学の本を探しに行っていたのですが(ずっと探していた中川先生の『地政学の論理』をやっと買いました!絶版本なので探すのに苦労しました)、そこに「最近の保守思想(多分こんな名前でした)」というコーナーがありましたので、見ますと、西部の本がズラリと並んでいました。世間一般に西部が「保守派」の代表と認識されていると思うと、悲しくなりました。日本に本当の保守思想が根付く日を心から望んでいます。

    返信削除